乳幼児期は、模倣期と言われるほど、とにかく幼児はまねを好みます。「学ぶ」の語源は「まねる」とありますから、子どもたちは真似ながら学んでいきます。言葉も行動も指示をするよりもお見本を示すことに心がけています。そして、反復(くりかえし)を何度もしながら吸収し、その回路が強化されることでスムーズになっていきます。
子どもたちは、ちょっとした競争が大好きです。プチ集団でゲーム的要素を取り入れて、刺激します。「負けて悔しい」「わたしもやりたかった」などの悔しい気持ちを経験するからこそ、人に優しくなれるのです。また、探求心が強く、常に前向きな時期ですから、何か新しいことへの挑戦を好みます。いま、できることをふまえて「ちょっと難しいこと」へ働きかけることにより、より成長します。言葉がけも「できない~」に対しては「どうしたらできるか、考えよう」、失敗したら「次はこうすれば(例を出す)できるよ。」と、ネクストチャンスにつなげます。
3才~6才時期は人間の一生の間でもっとも吸収力の高い時期です。暗記力の天才、記憶力の天才ですから、知的な環境、豊かな生活経験、規則正しい生活習慣が必要です。子どもの脳は大人の脳とは違いますから、この時期にテレビやゲームに何時間を費やすなんて、もったいない過ごし方はしたくないですね。
私たちは、常にお子様を観察し、特に一生の土台となる言語能力を育むことに努めて参ります。